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花嫁三重奏 Song for a Bride
Song for a Bride(1958)

花嫁三重奏 Song for a Bride

東宝/モノクロ・東宝スコープ/87分
昭和33年2月11日公開


(同時上映「草笛の丘」)

製作
藤本真澄
脚本
若尾徳平
監督
本多猪四郎
撮影
小泉一
美術
北辰雄
録音
保坂有明
照明
岸田九一郎
音楽
佐藤勝
監督助手
梶田興治
編集
小畑長蔵
製作担当者
黒田達雄
花嫁三重奏 Song for a Bride花嫁三重奏 Song for a Bride

(解説)
──東京の下町で乾物屋を営む西村平吉は、昔気質の頑固者だが、女房亡き後、平吉に気のある飲み屋の女将・お豊の協力もあって三人の娘を立派に育て上げた。長女の照子は店を切り盛りしながら一家の主婦を務めるしっかり者。のんびり屋の次女・信子は浅草のレビューの踊り子で、洋裁学校に通う末娘の妙子は現代っ子らしくちゃっかりした性格だ。
世話好きで正義感の強い平吉は、幼なじみの大沢におだてられて区会議員に立候補しようとするが、大沢は選挙には後ろ盾が必要だと言い、照子を区会議長の息子の嫁にするようにとしつこく勧めてきた。しかし、照子には通信機器の会社に勤める岡本という恋人がいて、姉を応援する妙子や信子をはじめ周囲の人々を巻き込んでの恋愛騒動が持ち上がる……。

落語家出身の喜劇俳優・柳家金語楼が江戸っ子の頑固おやじを演じた人情コメディー。三姉妹を中心に幾つかのカップルが輪唱のように重なり合う味のあるドラマ構成で、「おトラさん」などで知られる金語楼の顔芸や、洋裁学校の校長がクリスチャン・ディオールの命日に僧侶を呼んで法事を行うといった珍妙なギャグが楽しめる。
三姉妹の恋人役を本多作品の常連が演じているのも見どころで、優秀な技師だが世事に疎い岡本(小泉博)、信子に想いを寄せる貧乏画家の小島(土屋嘉男)、母親に内緒で大学を辞め歌手を目指すお豊の息子・新一(佐原健二)と、いずれも女性たちに引っ張られるキャラクターなのが面白い。


花嫁三重奏 Song for a Bride

左から団令子、草笛光子、根岸明美。東宝映画を代表する三女優が姉妹役で共演

花嫁三重奏 Song for a Bride

大阪へ転勤する岡本と照子を妹たちが見送る駅のシーンの演出風景

花嫁三重奏 Song for a Bride

スタッフ、キャストのクランクアップ記念の集合写真(写真をクリックすると拡大写真が見られます。)

花嫁三重奏 Song for a Bride

妙子や新一の活躍ですべてが丸く収まり、めでたく三組のカップルが誕生

出演

草笛光子
団令子
根岸明美
小泉博
土屋嘉男
佐原健二
柳家金語楼
清川虹子
堺左千夫
夏川大二郎
白石奈緒美
井上大助
中村是好












花嫁三重奏 Song for a Bride

照子役の草笛光子、妙子役の団令子と演出中の本多監督(上下とも)

花嫁三重奏 Song for a Bride

花嫁三重奏 Song for a Bride

妙子が通うエレガント洋裁学院のセットにて。左はチーフ助監督の梶田興治と学院長役の岡村文子


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