私が本多猪四郎監督からのメッセージを強く感じる映画としては、
『ゴジラ』『地球防衛軍』(科学の正しい運用とは?)
『妖星ゴラス』(真の国際協力とは?)
『モスラ』『海底軍艦』(軍事大国のエゴを批判)
『緯度0大作戦』(理想の社会体制とは?)
『マタンゴ』『お嫁においで』(人間とは、人生とは)
といった作品が思い浮かびます。
本多作品すべてを大スクリーンでもう一度観たいと思っていますが、上記以外に特に挙げるなら、
『獣人雪男』
『宇宙大戦争』
『キングコング対ゴジラ』
『モスラ対ゴジラ』
『三大怪獣地球最大の決戦』
『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』
『キングコングの逆襲』
『怪獣総進撃』
の上映を希望します。
そして、本多猪四郎監督が映画のあり方をどのように捉えていたのかを知りたいです。
最近は「娯楽」の名の下に刺激ばかり追い求める映画や、「感動」とは名ばかりの薄っぺらな悲劇が横行しています。
本多作品が持つ、自然な流れと確かな骨格がどのような発想の元に生み出されたのかを知りたいと思います。
2011年に向けて本多作品再評価の気運が高まることをお祈り申し上げます。