お嫁においで / Come Marry Me

1966年
東宝/カラー・東宝スコープ/84分
昭和41年10月20日公開
(同時上映「落語野郎 大馬鹿時代」)

映画「お嫁においで」についての解説

造船会社社長の息子で設計技師をしている須山保は、エンストした車をいっしょに押してくれた下町育ちのウエイトレス・昌子にひとめぼれ。
保の妹・葉子は恋愛下手な兄のため、お小遣い稼ぎを兼ねてあの手この手でプロポーズ作戦を伝授するが、当の昌子は友人の兄であるタクシー運転手・道生に想いを寄せていた。2人の男性の間でゆれる昌子は、交際に反対する保の両親の抗議で勤め先のレストランをやめることになってしまうが……。

若大将こと加山雄三のヒット曲をモチーフにした青春ラブコメ。
家庭環境や価値観の違う男女の恋をコミカルに描いた松山善三の脚本を得て、東宝ならではのオシャレで明るい作品に仕上げた本多監督の軽快な演出が楽しめる。
理解のある祖父役の笠智衆をはじめ、多彩な俳優陣のアンサンブルも見どころ。
なかでも、憎まれ役の支配人を演じる有島一郎が仁丹の薬をむさぼるように飲む演技は、この名優の持ちネタ(他の喜劇映画でも披露している)だったようで、本作では特に繰り返しのギャグとして効果を上げている。

当時の青春スター、加山雄三と内藤洋子。
加山は劇中で「夜空を仰いで」
「俺は海の子」を歌う。
保(加山雄三)にプロポーズされた昌子(沢井桂子)は裕福な生活にあこがれるが……。
須山家のセットにて、内藤洋子と。
内藤は黒澤明監督「赤ひげ」でデビューし
アイドルとなった。

Staff

製作   藤本真澄
脚本   松山善三
監督   本多猪四郎
撮影   宇野晋作
美術   育野重一
録音   伴利也
照明   大野晨一
音楽   広瀬健次郎
監督助手 渡辺邦彦

出演 加山雄三
   内藤洋子
   沢井桂子
   黒沢年男
   原恵子
   田村亮
   笠智衆
   有島一郎
   村田知栄子
   内田裕也
   飯田蝶子
   千石規子
   高田稔
   笠間雪雄

松本めぐみ
菱見地谷子
高橋厚子
小林夕岐子
若山真樹
津木悠子
浦山珠実
加藤春哉
沢村いき雄
中山豊
田武謙三
大村千吉
鈴木和夫

製作       藤本真澄
脚本       松山善三
監督       本多猪四郎
撮影       宇野晋作
美術       育野重一
録音       伴利也
照明       大野晨一
音楽       広瀬健次郎
監督助手     渡辺邦彦

出演       加山雄三
         内藤洋子
         沢井桂子
         黒沢年男
         原恵子
         田村亮
         笠智衆
         有島一郎
         村田知栄子
         内田裕也
         飯田蝶子
         千石規子
         高田稔
         笠間雪雄
         松本めぐみ
         菱見地谷子
         高橋厚子
         小林夕岐子
         若山真樹
         津木悠子
         浦山珠実
         加藤春哉
         沢村いき雄
         中山豊
         田武謙三
         大村千吉
         鈴木和夫
         他

昌子の同僚のウェイトレスたちと支配人(有島一郎)、
行商のおばさん(飯田蝶子)。
昌子の家のセットにて演出中の本多監督。