私はゴジラシリーズ及び東宝特撮映画(本多監督以外の作品も含む)を観たのをきっかけに軍事、安全保障に興味を持ち、22年前(1995年 平成7年)から現場(自衛隊、アメリカ軍)に見学等に行くようになりました。
長い間、見学等に行っている内に気づいた事ですが、現在の映像作品(アニメ等も含む)で特に戦争、戦闘シーンを観ると体験のある人、ない人の差が物凄くあります。現在の作品は細かい部分まで検証、再現等がされていますが、制作スタップ、出演者等に体験がない上、作品に体験その物が抜けている為、いくら作品が良くても、映像が不自然に観えてしまいます。
最近の作品は迫力ある割には体験がない為に不自然に感じます。映像を観るとある人、ない人の差を感じます。この事を理解する事は難しいと思いますが、本多監督の作品は戦争体験が大きくかかっていると共に戦争体験は一方向からだけで描ける物ではないと感じています。