本多 隆司
父の作品には多くの物神秘的で、奥深い表現があるのでは?
監督の描きたかった裏には何かがある、こんな事を思っていたのではないか?
SFで有るが故に神秘な世界が潜んでいる事は確かだと思う、しかし、こんな事を言うと父のファンの方に叱られるかも知れないが私は父自身がそれほどサイエンスチックな、謎めいた事を好む人物ではなかった様に思うのである。
それよりは前記したと思うがドキュメンタリー、科学が好きな人間であった父は現実の世界での理屈と、SFという映像の世界での空想と制限された表現の世界の中でいかに嘘のない、可能性のあるSFワールドを作り出すか?
この点に苦労したのではないかと思う。
その結果として見る側に色々と想像させてくれる隙間を作り、残してくれたのではないだろうか?
2007年7月23日