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太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific
The Eagle of the Pacific (1953)

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

東宝/モノクロ・スタンダード/119分
昭和28年10月21日公開

製作
本木荘二郎
脚本
橋本忍
監督
本多猪四郎
撮影
山田一夫
美術監督
北猛夫
美術
阿久根巌
録音
宮崎正信
照明
大沼正喜
音楽
古関裕而
応援監督
小田基義
監督助手
小松幹雄
特殊技術
円谷英二
渡辺明
向山宏
太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

八年間の戦争体験で戦争という物を描く事には大きな抵抗があった監督ですが、太平洋戦争当時の職業軍人の中にも戦争を反対した人物も多く、その中でもこの作品の主人公である山本五十六大将は最後まで平和の世の中を一刻も早く取り戻す事を考えつつ南の海に消えた人物であり、監督がこの作品に共鳴、共感し、監督を務めた作品である。

(解説)

日米開戦に最後まで反対し、早期和平を願いながら連合艦隊の指揮を執った司令長官・山本五十六を軸に展開される戦記映画。オールスターキャスト、セミ・ドキュメンタリータッチ、円谷英二の特撮を見せ場にした点など後年の《8.15シリーズ 激動の昭和史》の先駆けとなった超大作で、当時の興収1億円を超える大ヒットを記録した。

橋本忍の脚本は軍部、政治家、一般市民を多角的に点描しながら日本人全体の戦争責任を問いかけ、本多監督は抑えた演出で山本五十六の軍人としての苦悩を描き出した。全編にわたって記録フィルムと本編、特撮シーンの3種類の映像が絶妙の編集で融合され、とりわけそれらが一体となったミッドウェイ海戦の描写の迫力には圧倒される。


太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

主演の山本長官役・大河内伝次郎と本多監督

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

友永大尉が率いるパイロットたちと山本司令長官(宣伝用スチール)

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

テーマに共感した監督は張り切って取り組んだという

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

陸軍参謀役の志村喬ほか、東宝男優陣が総出演

太平洋の鷲

本多監督と主演の大河内伝次郎を中心にしたスタッフの記念写真。
(写真をクリックすると拡大写真が見られます。)

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

出演

大河内伝次郎
二本柳寛
清水将夫
三船敏郎
三国連太郎
小林桂樹
志村喬
柳永二郎
高田稔
菅井一郎
千田是也
佐々木孝丸
見明凡太郎
伊豆肇
山田巳之助
汐見洋
小川虎之助
村上冬樹
小杉義男
堺左千夫
清川荘司
植村謙二郎
富田仲次郎
恩田清二郎
池田忠夫
手塚勝巳

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

空母赤城の甲板セットで演出中の本多監督

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

太平洋戦争前夜から山本長官の死までが描かれる

太平洋の鷲 The Eagle of the Pacific

友永大尉役の三船敏郎と大河内伝次郎の宣伝用スチール


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